当たり前だけど大事なコミュニケーションの心掛け

つい最近、こちらに来てから初めてのプロジェクトが終わった。

刺激的で学ぶこともたくさんあったので、こちらに備忘録として書いておく。

 

何がいちばん刺激的だったかって、

プロジェクトメンバーには日本人が私しかいないというアウェーな環境

 

最初に聞いたときは(しかもこっち着いて3日目くらいに聞いた)、

「うわ、マジかあ」と恐れおののいてしまった。

 

自分がマイノリティになるということと、

100%英語でのコミュニケーション(しかもシングリッシュ含め・・・)が

主な不安要素だった。

シンガポールで仕事をするにあたって、まあ予想できたことではあった。

それでもいざ目の前にすると、小心者の私はさすがに焦ってしまった。

 

でも入ってみると、そんなことは杞憂だった。

皆さんすごくあたたかくて、とても楽しいプロジェクト生活だった。

(でもシングリッシュには未だ慣れそうにない・・・)

 

このプロジェクトでは、皆さんコミュニケーションが上手いなと思ったし、

私も、その方法をときに真似て、コミュニケーションに気を付けて過ごした。

それが、楽しく・気持ちよくプロジェクト生活を送れた要因だったと思う。

 

一つひとつ、本当に当たり前のことだけど、

そして前置きが長くなってしまったんだけど、

このプロジェクトで、私が「いいな」と思ったコミュニケーションの心掛けを書いてみる。

 

 

どんな相手に対してもWelcomeであること

 

嫌なことは嫌・できないことはできないと言うけど、

仕事でも休憩時間でも、みなさん本当にWelcomeだった。

 

英語もたどたどしいし、業務知識も少ない私が質問・提案しても、

初っ端から拒否されることはなかったのはもちろん

必ずPCから目を離して、向き合って話してくれた。

 

オフィスが移転するときは、チームメンバーが発起人になって

フロアみんなでジョリビーランチパーティーをするノリの良さもあった。

(でも宗教的にお酒NGな人もいたので、飲み会はゼロだった。)

 

あと、すごく嬉しかったエピソードがある。

ある日、私といつもランチに行く同僚が休んでいた。

それを知った別の同僚が、チャットでそのことについて話しかけてくれた。

「ありがたいなぁ」と思った私は、Thank you. Can I follow you?と続けたら

No, let's go together!と答えてくれた。

 

確かにfollowの言い方はよそよそしかったかもしれないけど、

(細かいニュアンスとか厳密に合ってるかわかんないけど、)

意味的には通じていたはず。

だけどそこをポジティブでウェルカムな言い方に直してくれた上で、

ランチに誘ってくれたのがとても嬉しかった。

 

 

 

相手になんとか/上手く伝えようとする・相手の言うことを分かろうと努力すること

 

私のつたない英語スピーキング・リスニング能力だと、

毎回はスムーズにコミュニケーションできない。

 

なので、特に口頭で仕事のコミュニケーションを取るときは

以下のことを気を付けていた。

 

・ 指示を受けたらメモを取る。→最後にサマリして確認する。

 

(でも指示がおおざっぱすぎて分かんないときは)

・ これから私がやることについて、できるだけ細かく順序立ててメモり、

「これで合ってる?」と最後に一緒に確認する。

同時に、「XX番までできたら誰誰に知らせる」とマイルストーンも置くようにする。

 

(そもそも何の話か分かんないときは)

・ 図・絵を描いて、「このことを言ってるの?」と確認する。

・ その内容の背景・目的から確認する。

 

なので一先ず、母語でなくても、指示をされたことは完璧にできるようになった。

母語の環境であっても、例えば新入社員の人とかも工夫すれば使えるかも。

 

逆に私から何かを報告するときは、

・ 必ず結論から話すようにして、何を話しているか分かりやすくさせたり

・ (喋りだけでなく)図、PC画面を一緒に見ながら説明するようにしたりした。

 

 

 

当たり前のことだからこそ、当たり前すぎてスルーしたり、

「わざわざ行動しなくても分かるでしょ」って思いがちなこともあったりするけど、

一つひとつ丁寧に気を付けることが、

良好な人間関係を築くんだなぁと改めて学んだプロジェクトだった。

 

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